屋根裏部屋でホコリをかぶっていた本を引っ張り出して来ました。ちょっと気になった部分だけを取り出して「個人の感想」を書いてます。
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 <1>日本の女性議員(三浦まり編著/朝日選書/1728円)
 <2>孝謙・称徳天皇(勝浦令子著/ミネルヴァ書房/3780円)
 <3>折口信夫天皇論集(折口信夫著、安藤礼二編/講談社文芸文庫/1512円)
講演で地方に行くと、聴衆のほぼ全員が男性という場合がある。地元の県議や市議、企業の有力者などが聴衆の場合は特にそうだ。このことを口に出すと、みな驚いたような顔をする。あまりに当たり前すぎて、気にも留めていなかったかのような反応をされるのだ。
 しかし<1>を読むと、日本が世界の流れからいかに取り残されているかがわかる。衆議院に占める女性議員の比率は9・5%で191カ国中156位、市町村議会では2割超にあたる368の議会が女性ゼロとなっている。20世紀後半から世界的に女性議員を増やすためのさまざまな試みがなされ、多くの国では女性の比率が飛躍的に上がったにもかかわらず、日本は上がってもこの程度なのだ。
 <1>があぶり出したのは、女性議員の増加を阻むこの国の政治風土の根強さであった。だが、歴史をさかのぼると、日本にも全く違う時代があった。<2>は8世紀、つまり奈良時代の女性天皇である孝謙天皇に焦点を当てている。この天皇は、いったん譲位したあと、再び称徳天皇として即位している。
 称徳天皇は、宮廷で多くの女性を登用した。765(天平神護元)年に授与した位階と勲等を男女別に見ると、位階は男性54名に対し女性44名、勲等は男性28名に対し女性15名に与えている。いまよりもずっと政権の中枢に女性が進出していたのがわかろう。「女性が輝く社会」をスローガンとする安倍政権は、奈良時代を参考にすべきではなかろうか。
 では、現在の日本で女性が政治的に存在感がないかといえば、そんなことはない。中でも現皇后のカリスマ性は際立っている。天皇が権力をもつことは憲法で禁じられているとはいえ、被災地で現皇后が現天皇とともに祈る姿は見る者の心を揺り動かす。そればかりか最近では明治初期に作られた「五日市憲法草案」を称賛するなど、憲法改正を目指す安倍政権に対抗するかのような発言が注目を集めている。
 <3>に収録された「女帝考」によれば、仲哀天皇の妃とされる神功(じんぐう)皇后は、神と天皇の中間に立つ「ナカツスメラミコト」であった。現皇后もまた「ナカツスメラミコト」になることで天皇よりも神に近づき、その言葉が一層重みを増しているのではなかろうか。<1>のような数値に現れることはないが、ここにも日本の政治風土が反映していると思われる。


--------------

毎日の真鍋が出張費の不正請求(でしたっけ?)で飛ばされたので、皇室について多くの本を出しておられる原さんが、代わりを務めておられます。

リョーヘーカが京都御所で「靴を脱ぐのは嫌だ」とごねたことをばらした原さんでしたが、いまだに必死に償いをしておられるのでしょうかw
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神だか死神だか、疫病神か知らんけど
「政治的に存在感」があってはいけないんじゃないか? 誉めてるようで誉めてないやん
ななお 2016/07/06(Wed)12:19:42 編集
Re:神だか死神だか、疫病神か知らんけど
>「政治的に存在感」があってはいけないんじゃないか? 誉めてるようで誉めてないやん

日本を「神の国」にしたいってことじゃないのw
【2016/07/06 12:28】
Re:Re:神だか死神だか、疫病神か知らんけど
>>「政治的に存在感」があってはいけないんじゃないか? 誉めてるようで誉めてないやん

>日本を「神の国」にしたいってことじゃないのw

サメ脳の某氏と同レベルにまで成り下がったのか?原武史よ(呆)

原氏の「ナカツスメラミコト」という地位についての"歪んだ解釈"も、実に気になります。
数年後にはこの解釈が一人歩きして人々の間に定着しそうな気がして、何だか怖い・・・。

この人の著書「大正天皇」を読んだときは、まともな研究者だと思ったのに。
手白香 2016/07/06(Wed)14:00:10 編集
「現天皇には重みもカリスマ性も知性も無い」と原武史が言っています。
>小皿のカリスマ性は際立っている

>「五日市憲法草案」を称賛するなど、憲法改正を目指す安倍政権に対抗するかのような発言が注目を集めている

>小皿もまた「ナカツスメラミコト」になることでチャブよりも神に近づき、その言葉が一層重みを増しているのではなかろうか


小皿 >>> 超えられないage壁 >>> チャブ

チャブ、ダメダメじゃんwwwww

冥王星 2016/07/06(Wed)14:26:43 編集
使い回し
「五日市憲法草案」「ナカツスメラミコト」よほど気に入ったのか、あちこちで使いまわしてますよね、この話。
それにしても、異母弟がいるのに立太子して即位された孝謙天皇を持ってきますか。
わかってんのかな。
あとこのテの人って、やたら安倍と対立させたがるけど、典範潰しした同じ穴の狢だし。

>現皇后もまた「ナカツスメラミコト」になることで天皇よりも神に近づき、その言葉が一層重みを増しているのではなかろうか。

「ド庶民出身のコーゴーのほうがテンノーより神に近い」
もはや天皇制の否定(笑)

>仲哀天皇の妃とされる神功(じんぐう)皇后は、神と天皇の中間に立つ「ナカツスメラミコト」であった。

神功皇后は天皇に擬せられた時代もあるようだし、粉屋の娘とは全然違いますな。
ていうか、仲哀天皇の最期って悲惨ですよね。
しらたま 2016/07/06(Wed)14:45:06 編集
粉屋の娘、現人神の息子を越える!
>現皇后もまた「ナカツスメラミコト」になることで天皇よりも神に近づき、その言葉が一層重みを増しているのではなかろうか。


平民生まれの美智子皇后が、現人神の息子にして生まれながらの皇太子と称された継宮明仁親王を越えた。

美智子皇后(場合によっては美智子皇太后)がアボ~ンした時は各社メディアそろって【崩御】と書いても不思議ではあるまい。

今上天皇がアボ~ンした時は各社メディアそろって【死亡】と書いても不思議ではあるまい。
日本@名無史さん 2016/07/06(Wed)15:49:59 編集
無題
琉球新報と沖縄タイムスは昭和天皇の崩御を薨去と書いたので沖縄を愚弄する今生()の時は死去と書くかもねw
王妃さま 2016/07/06(Wed)19:54:44 編集
<1>を書評したのは?
>日本の女性議員(三浦まり編著/朝日選書/1728円)

この本の書評、6月26日付けの朝日新聞に出ていました、確か。
行きつけの書店のツタヤ書店で先週、新聞の書評欄と共に本が出ていましたよ。選挙絡みの書評だと思いました。
ウィルヘルミナ 2016/07/06(Wed)20:07:06 編集
カミ、ラップをした件について
インドネシア・ポリネシアが覚えられずラップにして歌った模様。
ラップが日本で流れたのをドリフの早口言葉と考えれば皇太子妃時代。
おそらくラップという形が一般的になってからのことと考えれば皇后になってから。
いつまでも民草の度肝を抜く方である。

http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160707-OHT1T50050.html
三田村金魚 2016/07/07(Thu)15:38:14 編集
美智子ってバカなの?
三田村金魚さんttp://www.hochi.co.jp/entertainment/20160707-OHT1T50050.html

読んできました。


>天皇陛下が皇后陛下に対して『ラップといえばあなたがやっていましたね』と!?
>『ポリネシア』や『インドネシア』など、国名を覚える為にラップを書いた事があるそうです!!!」と驚きとともにツイートした。



インドネシアやポリネシアぐらい普通に覚えられる国名では?

『インドネシアの島々の名前』『ポリネシアにある各国の名前と島々の名前』を覚えるためにラップ調にした、と言うのだろうか?

でも、『ジェラード』を直ぐに分からなかった美智子だから、美智子って実はインドネシアとかミクロネシアが何かすら知らないバカだろうな、と思っている。
冥王星 2016/07/07(Thu)16:36:49 編集
ナカツスメラミコトのご威光
土曜日恒例の皇室ウィークリーをチェックしていましたら、

>両陛下は20日、皇居・吹上御苑内の野蚕(やさん)室で、日本原産種の「天蚕」の繭を収穫された。
>宮内庁によると、皇后さまが5月にクヌギの木に卵をつけられた天蚕のもので、養蚕で育てる小石丸などとは異なり、緑色の繭ができる。

>皇后さまは養蚕と合わせ、日本の伝統技術の継承のため続けられ、陛下も収穫を手伝われているという。
http://www.sankei.com/life/news/160723/lif1607230012-n1.html

「ご養蚕は皇后の大事なお仕事だー!」と言いながら、外孫にも手伝わせちゃうナカツスメラミコトは、自分より神に近くないヘーカを従えてご収穫あそばされたそうです。
ひょっとして「養蚕じゃなくて天蚕だしぃ」という理屈でしょうか?
謎。
しらたま 2016/07/23(Sat)10:57:47 編集
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